8020運動

小樽市歯科医師会では、「歯と口は 健康・元気の 源だ」の標語のもと、地域住民参加型の各種啓発事業を展開しています。

8020運動

8020運動

80は「ハチ、マル」と読み80歳という年齢を表します。20は「ニイ、マル」と読み自分の歯の数を表します。80歳になっても健康な歯を20本以上残そうというキャンペーンを日本歯科医師会と厚生労働省が中心になり1989年よりスタートしました。
20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食物を噛み砕くことができ、おいしく食べられることから、20本以上自分の歯を保つことを目標として掲げています。そのためには、幼少期からきちんとしたデンタルケアと青年期のセルフケアの重要性を打ち出しています。

歯を失う原因で最も大きなものは、歯周病です。これに関しては毎日の歯の歯茎の状態のチェックが重要です。食べたら歯磨きという基本のケアはもちろん歯医者さんによる定期健診やクリーニングもお勧めです。

平均寿命がおよそ80歳という時代を迎え、高齢社会を豊かに楽しく過ごすために、いつまでも自分の歯で、自分の口から食事をとることが最も大切です。

小樽市歯科医師会では8020を達成するため、各種のイベントを開催しています。
6月の口腔衛生週間(むし歯予防デー)に8020コンテストを毎年開催しております。
20本以上の歯を有する方は、応募して下さいますようお願い致します。
8020運動の励行者として表彰し記念品を授与します。

 

日本歯科医師会禁煙宣言

禁煙宣言

禁煙宣言

喫煙と無煙たばこの使用、ならびにそれに伴う受動喫煙による健康被害は、がん・心臓病等全身の健康に影響を及ぼすことが明らかになっている。

喫煙は口から行われるため口腔領域に直接的影響を及ぼし、歯周疾患、口腔がん、根面のう蝕、口唇・口蓋裂、歯の喪失、歯や歯肉の着色、口臭など、その被害は多様である。さらに、喫煙は、歯周治療、インプラント、抜歯等の術後治癒に影響し、治療歯の喪失や充填物の着色など主要な歯科治療の効果にも重大な影響を及ぼす。たばこの消費等が健康に及ぼす悪影響から現在及び将来の世代を保護するため、たばこの使用の中止及びたばこへの依存の適切な治療をすすめることは、保健医療専門職としての基本的な役割である。

また、口腔領域は喫煙の悪影響と禁煙の効果を直接確認することが容易であることから、歯科保健医療専門職による喫煙対策の推進は効果的であり、国民の健康に大きく貢献できるものである。このような背景をもとに、日本歯科医師会は、国民の口腔および全身の健康とより良い歯科治療を確保するため、喫煙対策が重要な課題であることを認識し、以下に掲げる行動規範を推奨することにより、積極的に喫煙対策を推進することを宣言する。

  • 喫煙対策を推進する保健医療専門職の模範としての役割を担う。
  • 喫煙対策に関する調査とその評価を行い対応する。
  • 施設ならびに行事を禁煙化し、健康に関連する行事に喫煙対策を含める。
  • 日常的に喫煙の状況を尋ね、禁煙の助言と支援を行う。
  • 歯科専門職の教育研修プログラムに喫煙対策を含める。
  • 5月31日の世界禁煙デーの活動に積極的に参加する。
  • 喫煙対策活動のネットワークに参加する。

 

平成17年5月31日

日本歯科医師会

 

食育推進宣言

食育推進宣言

食育推進宣言

食育という言葉が国民の皆様がたの間で浸透しつつありますが、平成19年に「食育推進宣言」を歯科4団体が発表しております。内容は以下のとおりです。

人間は、その長い歴史の中で「食」を単なる生命維持のための「栄養摂取」としてではなく料理として、さらに人と共に食することで「心のふれあい」、「食事のマナー」としても発達させてきた。これは食のあり方が文化や文明と深く関わってきたことを意味する。

そして今、その食が乱れ、あり方が問われているとすれば、これはとりもなおさず、文化や文明の乱れとして捉えなければならないと、考えている。

国は、近年におけるこのような国民の「食」をめぐる環境の変化に対し、緊要な課題として、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することによって、現在及び将来にわたる健康で文化的な生活と豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的に「食育基本法」を制定した。

食は命の源である。人は食物を「口」から摂りこみ、十分に咀嚼することによって身体の栄養のみならず五感を通した味わいや寛ぎなどの心の栄養を得る。また、食物の知識と「食べ方」を通して健全な心身の糧となり、豊かな人間性を育むことが可能となる。以上のような観点にたって、次の食育の支援を行う。

  1. 「食べ方」を通して、生涯にわたって安全で快適な食生活を営むことを目的とした食育を推進する。
  2. あらゆる場と機会を通して、口の健康を守り五感で味わえる食べ方ができる食育を推進する。

われわれ歯科に関連する総ての職種は、国民すべてた豊かで健全な食生活を営むことができるよう、多くの領域と連携して国民的運動である食育を広く推進することをここに宣言する。

 

平成19年6月4日

日本歯科医師会
日本歯科医学会
日本学校歯科医会
日本歯科衛生士会